甲子園歴史館ブログ

甲子園の照明塔

2008.07.12 Saturday
こんにちは。永井です。
高校野球の地区予選も始まり、いよいよ夏到来といった感じです!
タイガースは、絶好調で早くもCS進出マジックが点灯。祝
甲子園球場には、連日多くのお客様にお越しいただき、盛りあがりをみせています。グッド
さて夏といえば、ナイター!ビールビール
今日は、ナイターに欠かせない照明塔のお話をしたいと思います。月
同じ照明塔でも各球場、全く形状が違います。現在の甲子園球場の照明塔の形状はご存じの通り、こんな感じです。

独特の4本脚。この写真だけを見ても甲子園球場だと分かる方も多いのでは。。バックスクリーン・銀傘と並んで甲子園球場の雰囲気を醸し出す1アイテムとなっています。

しかし、この特色となっている4本脚の形状は、実は機能上、幾つかの問題点を抱えています。汗
例えば、前部の脚がスタンド内に迫り出しているため、その脚が支障となってグラウンドを観戦することができない座席が生じること、照明灯より後ろ側に多くの座席が生じること、立体的な照明塔なので観客席の頭上に鳩などの鳥が止まる可能性が増えることなどです。しょんぼり

既に告知されていますが、今期オフのリニューアル工事によって照明塔の形が大きく変わります。

現在の照明塔は、昭和31年に設置されたのですが、形状が大きく変わるのは、今回が初めてです。形状が変わることで先ほど挙げた問題の多くが解決するのですが、名残り惜しい気もいたします。

幾多の名勝負を照らし続けた4本脚照明塔があった"最後の夏"の風景を是非、皆様の目に焼き付けて下さい。
auther : 歴史館担当者 | - |