甲子園歴史館ブログ

第90回記念大会の舞台裏を支える方々★

2008.08.14 Thursday
こんにちは。高校野球開幕以来、初登場の西浦です汗
いよいよベスト8が決定して盛り上がる第90回記念大会野球
前回はその舞台裏の一端をご紹介しましたが、今回はその続編です。

毎年数々の感動が生まれる高校野球。
その夢舞台を裏で支える本部委員のお一人、今井輝次先生を取材してきました。

元々、群馬県の高校で教師をされていた今井先生。
全部で4つの高校にいらっしゃったそうですが、その間、野球部の監督や部長をされ、その後、群馬県の高校野球連盟にいらっしゃったそうです。

そして本部委員として、ボランティアで大会のサポートをされるようになって今年で10年。実は、この夏の大会でご勇退だそうです。
そんな今井先生から、本当に色々なお話をお伺いできましたので、今日から大会終了まで、数回に分けて連載させていただきますグッド

今井先生の主なお仕事は出場チームのサポート男
多くの出場校や選手にとって、甲子園での大会は初めての体験です。そのままでは、どこに行けばよいのか、どうすればよいのか戸惑うことも多いはず汗
そこで、出場校が甲子園球場に到着してから、試合を戦い球場を後にするまでの間、チームが安心して過ごせるように様々なサポートを行いますグッド

他にも、試合前には各野球部の部長・キャプテンと打合せをしたり、各校応援団の責任者の先生へ、応援に関する約束事の確認や各種注意事項をお伝えしたり・・・と、大会中は毎日球場内で忙しくされています。

今井先生と同じようにお仕事をされている方は16〜17名いらっしゃり、皆さん全国から大会のサポートに来られています。今井先生も毎年、群馬県からいらっしゃいます。

毎日、朝早くから、試合終了が遅い時などは夕食の時間が午後10時をまわる事もあるそうショック
暑い中、体力的にはきっとしんどいお仕事のはず・・・汗

けれど今井先生は、自分にとっての夢舞台でもある甲子園で仕事ができる喜びと、球児達からもらう元気がとても大きい!と話してくださいました。
ご自身も学生時代は野球部に所属されていたものの、思うようには野球ができなかった経験が、高校球児達が精一杯がんばれるように裏で支えたい!という思いに繋がっているのだそう。なるほど・・・女


では、今井先生のお仕事現場を少しご紹介しましょう見る

ここは3塁ベンチ横にある部屋。
同じく本部委員の方が3名いらっしゃいました。

グラウンドが目の前に広がる、スタンドとはまた違った風景です!
リニューアル前にも同じような場所に部屋があり、皆さんはその部屋にいらっしゃったそうなのですが、リニューアル後の現在の方が、グランドが大変見やすいそうで、今井先生もお気に入りの眺めだとか楽しい

・・・おっ。双眼鏡がありますね。

これを使って1塁側のアルプススタンドを監視し、応援の約束事に違反していることがないか等を確認されているそうです見る
私も試しに双眼鏡を覗かせていただきました。なるほど、アルプスの大応援団がよく見えます。

ちなみに3塁側のアルプススタンドは、1塁側のベンチ横にある部屋から同様に監視をしています。

こちらの部屋はいくつかに区切られていて、他のブースにはグラウンドキーパーやお医者様もいます。

このすぐ隣は放送室。試合中なので部屋の中には入れませんバッド
という訳でドアの外から1枚。

写真には写っていませんが、ウグイス嬢がアナウンスをしているのもこの部屋なんですよ女

まさしく高校野球の舞台裏!といった感じのエリアです。
熱戦が繰り広げられる裏には、こんなにも多くの人たちがいるんですね。

この部屋を出た場所は、1塁ベンチ横の階段を降りてきた所。
この時はちょうどグラウンド整備のため、グラウンドキーパーがトンボを持ってスタンバイグッド


階段を駆け上がりグラウンドへ出ます。



私もちょっと後をついて、グラウンド整備の様子をパチリカメラ

選手達が全力でプレーできるよう、整備にも力がはいります!


さて、次は試合後の監督、選手がインタビューを受ける場所へ移動楽しい
そこもまた、今井先生のお仕事場なのです。

・・・が、そのお話はまた明日!お楽しみに拍手
auther : 歴史館担当者 | - |