甲子園歴史館ブログ

里帰りのツタ

2009.04.22 Wednesday
おはようございます。本日も西浦が担当します。

今週はタイガースが遠征に出ているので、球場は静かな日々が続いています。次に帰ってくるのは29日の横浜戦野球それまで敵地でがんばってほしいですねっグッド

さて今日は「ツタ」のお話です植物

ご存知のように、甲子園球場の名物でもある「ツタ」は、2007年秋からリニューアル工事に向けての準備のため、姿を消してしまいました。ですが、球場開設当初に植えられて、そこからずっと球場とともに歴史を歩んできたツタを、リニューアル後の球場に再生させる計画があります拍手

その第一歩として、今年2009年3月の第Ⅱ期リニューアル工事に伴い、内野の一部にツタが植えられたのをご存知でしょうか見る???

今回植えられたツタは「ツタの里帰り」によるもの。
2000年の夏、20世紀最後の選手権大会を記念して、日本高野連、朝日新聞、阪神甲子園球場から、当時の高野連加盟校全4170校に「甲子園のツタ」が贈られたのです。その時贈られたツタのうち、今でも各校で元気に育っていたのが233校。それらのツタが今回、「里帰り」として甲子園球場に戻ってきたのですグッド

植えられているのは、内野1塁側ショップ前の5箇所と、1・3塁側にある入場デッキの階段を上がったところ。「挿し木」という方法で戻ってきたので、植えられた当初は枝がささっているだけ??に見えました汗


それが少し目を離している間に、今では緑色の葉をつけてきています植物


まだまだ小さなツタ。球場外壁を以前のように覆うには、まだまだ時間がかかりそうですが、これから夏に向けて青々とした葉をたくさんつけていくことでしょう晴れ

また、ツタの植樹と同時に、外野レフトスタンド外周には里帰りに参加した233校の学校名を刻んだ記念銘板が設置されています。選抜大会の時には、観戦に来られたお客様が食い入るように銘板を見ている姿を見かけました。みなさんも、もしかしたら母校の名前があるかもしれませんね見る


auther : 歴史館担当者 | - |