こんにちは。本日は昼田が担当させていただきます。

降雨により、「２日連続ノーゲーム」という大会史上初の出来事もありましたが、甲子園球場では、連日、逆転逆転の熱い戦いが繰り広げられています

本日、第５日目の第１試合は　智弁和歌山　と　滋賀学園　の関西勢対決でした



智弁和歌山のアルプススタンドでは、お馴染み「C」の人文字


滋賀学園の応援も盛り上がっていましたよ〜

一球一打に全力プレーの選手たちを見ていると、「どちらにも勝たせてあげたい！！」という気持ちになりますね〜

さて、この大会期間中、私は球場内を忙しく走り回っています

甲子園出場校から、来年３月にオープンする「甲子園歴史館」の展示史料を収集しています。
学校から持参していただいたり、母校の応援に駆け付けたOBの方が届けてくださったり。

ご協力、本当にありがとうございます

今回集まった貴重な史料を、１点ご紹介したいと思います

中京大中京高校が、中京商業学校だった時代に使用していたヘルメットです　


今の選手が使っているものと少し違いますよね〜
そうです、耳あてがありません!!
今はみんな耳当て付きのヘルメットを使っていますが、昔はなかったんですね。
…危ないですよね

そして!!

中京商といえば、昭和８年「第１９回夏の大会」での、明石中(現・兵庫県立明石高校)との　延長２５回　の熱闘が有名ですね
息詰まる投手戦で、スコアボードは「０」行進!!
１７回からは、「０」を入れるところがなくなって、「０」の板を持った人間がスコアボードの横に並んでいくという珍事も・・・

そんなお粗末なスコアボードも、翌年からは延長戦にも十分対応できる新しいものに作り替えられました手書きですが選手名も入り、ボールカウントや、H(ヒット)E(エラー)などを示すランプも点灯されるようになったんですよ

ちなみに、この試合は延長２５回裏に中京商がサヨナラ勝ちをしています。そして、この２５回を投げ抜いた中京商の吉田投手！翌日の決勝戦にも先発・完投して、史上初の３連覇を達成しています!!すごい

中京大中京といえば、春夏合わせての優勝回数も１０回という名門校ですが、７６年前にもこんな球史に残る名勝負を綴っていたんですね。

あっ!!
延長戦といえば、昨日の第４試合　三重−熊本工　が今大会初の延長戦になりましたね。

９回裏２アウトからの同点劇!!!そして、延長１０回の裏に三重高校がサヨナラ勝ちという劇的な幕切れになりました

本当に最後の最後まで手に汗を握る試合でした

今年もまだまだ感動のドラマが生まれる予感です
みなさん、ぜひ甲子園球場にお越しください