甲子園歴史館ブログ

山の子のふるさと

2009.11.17 Tuesday
大変ごぶさたしておりました。永井です。
歴史館の開業が来春に迫り、準備もいよいよ佳境に入ってきました。
展示品につきましても様々な方のご尽力により、数多くの魅力的な
品々をお預かりさせていただいております。

先日も四国にお邪魔し、関係者の方々にお会いさせていただきました。
そんな中、徳島の山あいの町、三好市池田町に立ち寄りました。
池田といえば、もちろん「さわやかイレブン」「やまびこ打線」の池田高校。

春、夏の甲子園で優勝3回、準優勝2回を誇る名将・蔦文也監督のご自宅に
伺いました。多くの子供たちを下宿させ、蔦監督と一緒に山の子を支えられた奥様のキミ子さんは、大変お元気で、息子さんと娘さんと共に出迎えてくれました。

今回、甲子園歴史館に「蔦」とお名前の刺繍が入ったユニフォームをご寄贈いただきました。
キミ子さんは、そのユニフォームをさすり、「先生、甲子園に。。」と送り出されました。ご家族の想いとともに大切に展示させて頂きます。

「山あいの町の子供たちに一度でいいから大海を見せてやりたかったんじゃ」池田高校のの石碑にも刻まれている蔦監督の言葉。
高校野球史に残る名言だとあらためて思いました。
auther : 歴史館担当者 | - |