甲子園歴史館ブログ

高校野球インタビュー風景の舞台裏

2008.08.15 Friday
こんにちは。本日も西浦が担当します。
昨日に引き続き、今井先生のお話を女

試合後に監督、選手がインタビューを受けている風景はテレビでもお馴染みですよねテレビ??
実はここでも、今井先生が活躍されているのですグッド
インタビューにあたっては、スムーズに取材が進むよう、報道関係と大会主催者の間で約束事が決められています。

今井先生は、このインタビューが混乱無く進むよう、手に持ったハンドマイクで注意を促しながら、現場を仕切っていらっしゃいます。

今井先生ご本人の登場です拍手

実はこのインタビュー風景が、球場のリニューアルに伴いこれまでと少し様子が変わったんです見る

これもテレビでお馴染み、試合後に選手がベンチから通路へと戻ってくるスロープ。

リニューアル前の甲子園では、このスロープを上がって右側に3塁ベンチのチーム、左側に1塁ベンチのチーム・・・という風に分かれていました。
そして、左右それぞれの通路でインタビューを受けたり、クーリングダウンのストレッチを行っていたんです。

それが現在、リニューアル後の甲子園では、両チームともスロープを上がって左の通路へ向かいます。

そして、試合に勝ったチームが奥のエリア、残念ながら負けてしまったチームが手前のエリアでインタビューを受けることになりました。
これは、勝利チームの方が先に通路に戻ってくるために奥、敗戦チームは甲子園の土を持ち帰ったりと、後から戻ってくるために手前・・・という風になっているそうです。

これが、インタビュー時に監督・指名選手が上るお立ち台です見る

先日ご紹介した姫路にある歴史博物館で行われた「夏・甲子園展」で展示されていた物が、戻ってきているんですね嬉しい

台の上にはテープで立ち位置もキッチリ表示されています。

そしてお立ち台の前にはカメラと照明がセッティングされています。


今井先生には、この場所でお仕事をする際に1つ、ご自身で気をつけていることがあるそうです聞き耳を立てる
お話したように、今年からインタビューを受ける場所が、試合の勝敗で決まるようになりましたが、今井先生は報道関係者に各チームのインタビュー場所をお知らせする際、「勝ったチーム」、「負けたチーム」という言い方はせずに、必ず「○○高校はこちらです」とご案内するそうです。
「全力で試合を戦いきった両チームには、この場で勝ち敗けなど関係ないんです」と今井先生は言います。
確かに試合後のインタビューを受ける選手の姿は、どちらのチームもグッとくる、また気持ちのよいものですよね女

ちなみにこのお立ち台の向かい側の部屋で、各チームがそれぞれクーリングダウンのストレッチを行います。部屋の中はこんな感じ・・・カメラ

ストレッチをする時には、部屋の隅に立てかけてあるマットを敷いて使います。

以前は通路で行っていたストレッチですが、今は部屋の中で落ち着いて行えるようになったのも、リニューアルで変わった点の1つですね見る

さて明日は、大会中に選手が打ったホームランボールの行方についてのお話です楽しいお楽しみに!
auther : 歴史館担当者 | - |