甲子園歴史館ブログ

座席ネーミングライツ

2007.12.20 Thursday
こんにちは。永井です。
いよいよ今年も残り少なくなってきましたが、リニューアル工事は、天候にも恵まれ晴れ晴れ晴れ今のところ順調に進んでいるという報告を受けています。
さて、今回は、昨日、調印式を行ったネーミングライツ関連の話に触れたいと思います。

ちなみに座席のネーミングライツは、日本で初めての試みではありません。2006年から福岡Yahoo!JAPANドームには「コカ・コーラシート」が設置されていますし、スカイマークスタジアムにも「ペプシファミリーゾーン」という企画席があります。しかし、球場全体のネーミングライツと比較すると、まだまだ前例が多いものではありません。

また、ネーミングライツ先進国であるアメリカのスタジアムに目を移せば、球場本体は勿論のこと、座席・ラウンジ・デッキ等エリアを限定した部分的ネーミングライツが多数見受けられます。見る
今後、部分的ネーミングライツは、日本国内でも更に拡がっていくのではないでしょうか?

さて、今回のネーミングライツ調印式にあたって肝心の座席イメージがないとまずいのでは?という話が出てきました。
でもリニューアル工事は、まだ躯体補強工事の最中。当然、スタンドに座席はありません。
そういえば、シーズン中に球場内に展示していた見本シートがあったはず!ということでこのシートをスタジオまで運んで撮影することに。。
この時の様子が、下の写真です。



普段、モデルさんなどが撮影されているスタジオカメラですが、シートが主役という撮影は前代未聞なのでは?(シートは重かったのですが、以前ダックアウトベンチを京セラドームに運んだこと汗汗を考えれば楽勝でした!→詳しくは、このブログを読んで下さい)

更に調印式と時同じくして甲子園球場HP内のシート名称も全て

「TOSHIBAシート」

「みずほ銀行シート」


更新されました。(気付きましたか?)
甲子園球場初のネーミングライツということで苦労も多かったのですが、アルプススタンド同様、1日も早くファンの皆様に馴染んで頂くことを願う限りです。グッド

さて、甲子園球場自体のネーミングライツ導入は?という話題になるのですが、計画にありませんのでご安心下さい。

”阪神”甲子園球場と既に企業名を冠していると云われるとそれまでなのですが、たとえ名称といえども高校球児から野球「甲子園」という目標を奪うわけにはいかない!そう考えています。
auther : 歴史館担当者 | - |